
【編著者】
豊田秀樹 (2009年10月)
共分散構造分析[実践編] ―構造方程式モデリング―
朝倉書店
【執筆者】
川端一光,福中公輔,岩間徳兼,竹下惠,鈴川由美,久保沙織,
池原一哉,阿部昌利,大橋洸太郎,尾崎幸謙,齋藤朗宏,中村健太郎
本書では,構造方程式モデリング(SEM)の最新の理論と応用を,次の3点に焦点をあてて紹介しています。
1. 2000年以降に学術論文で公開されたオリジナルの研究に基づきながら,
実践的技術を概観できること。
2. 理論的興味よりも,手元のデータから有用な知見を引き出すことを
優先した使える技術であること。
3. ソフトウェアによる実行が比較的容易であること。
本書は,SEMの最新理論の概念の基礎を日本語で学び,実践的技術を短時間で効率よく
身につけられるようになることを願って編まれたものです。なお,皆様が追計算しやすい
ように,ひいては学習と応用の役に立ちますように,本書に登場するデータとプログラムは
朝倉書店のWebサイトの,この本の紹介ページからダウンロードできるようになっています。
もしよろしければご利用ください。
目次
1 マルチレベル・潜在曲線モデルにおける独立変数の中心化
2 信頼性の時間的不変性に関する分析
3 妥当性の変化の検討
4 アイテムパーセリング
5 検定力分析
6 セミパラメトリックアプローチによる非線形SEM
7 交換可能な2者間データの分析
8 探索的構造方程式モデリング
9 グラフィカルモデリング
10 オープンソースRによるSEMの実行
11 最大信頼性の推定と最適尺度得点の区間推定
12 さまざまな目的に応じた相関係数の検定
13 集団全体とは異なる縦断的変化を示す被験者の検討
14 母数の検定力が最大となる調査の計画
15 ゼロ過剰計数データの分析
16 間接効果の信頼区間と集団間比較
17 調整変数と媒介変数を扱うモデルの分析
18 メタ分析による効果量の統合
19 因子分析における不変性の検討
20 マルチレベルモデルの作図法
21 Amosによる潜在混合モデリング