早稲田大学文学部・大学院文学研究科 心理学コース
豊田研究室

第85回日本心理学会 チュートリアル・ワークショップ 要旨・発表資料

Shiny 入門 ―心理統計の授業中にGUIのwebアプリを作って遊ぼう―

全体要旨

R言語を使った心理統計の授業では、通常、Rコンソール画面にR言語で記述したスクリプトを打ち込むことによって、分析を行います。このようなキーボードからの命令の入力を主とする計算機とのやり取りをキャラクタユーザインターフェース(CUI)といいます。それに対して私たちが日常スマホやpcで使用しているアプリケーションは、クリックを主体とし、ラジオボタンやメニューなどのビジュアルな要素で操作します。このような計算機とのやり取りをグラフィカルユーザインターフェース(GUI)といいます。shinyは RStudio社が開発したパッケージであり、R言語で簡単にWebアプリケーションを作るためのフレームワークを提供してくれます。

教養教育の一環として心理統計を考えるとき、GUIのアプリの作成方法を学習することは重要です。shiny(シャイニー)を使えば、R言語だけでGUIのwebアプリを簡単に作れます。本チュートリアルでは、shinyによるGUIのアプリケーションを作成します。入力・処理・出力の、一通りの過程を体験します。是非ご参加ください。お待ちいたしております。

発表の流れ

はじめに、Shinyの教育的意味について豊田から述べ、続いて1.〜3.までを堀田、4.〜6.までを馬が担当致しました。それぞれ、発表資料のpdfの@〜Bに対応しています。

  1. Shinyの基本構造
  2. 基本的な例の実装(階級値の数を変更できるヒストグラム)
  3. タグ関数(文章の表示)
  4. レイアウト関数(ボタンなどの操作可能なウィジェット)
  5. 関数Reactive(快適な動作のために)
  6. デプロイメント(作成したアプリの公開方法)

配布資料

以下が配布資料のリンクです。

発表資料.zip

スクリプト.zip