本チュートリアル・ワークショップは、心理学関係者や大学院生を対象に、人工知能の基本的な概念や技術を紹介する。特に近年発展が目覚ましい自然言語処理と敵対的生成ネットワーク(GAN)に焦点を当てて解説する。自然言語処理では、昨年11月にOpenAIが公開したChatGPTが人間と自然な会話が可能なことで注目を集めている。GANでは、MidjourneyやDALL?E 2のような驚異的な画像生成能力を持つ技術が発表されている。これらの技術は、今後様々な分野での応用が期待されている。このような技術の内部構造の本質を知っておくことは、心理学者としての基礎知識だけでなく、これからを生きる現代人としての良質な教養となり得る。
このワークショップでは、理論的な知識だけでなく、実践的なスキルも習得できるように、Pythonを用いたデモンストレーションも行う。これにより、技術の進化に対応した研究や教育が求められる現代において、参加者の皆様が自らの研究や教育活動に人工知能を適用する方法を理解し、興味を持って取り組めるようになることを目指す。
はじめに、 人工知能の教育的意味について豊田から述べ、続いて2.を佐々木、3.を馬が、4.を豊田が担当致しました。
以下が配布資料のリンクです。